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誤解
小学校の同級生のお母さまに30年ぶりにばったり会った。
上品なその方のお嬢さんは、賢くてピアノが上手で
茶色のふわふわの髪が素敵な可愛い子だった。
当時の私たちの担任は
芥川龍之介に似た風貌の
神経質とえこひいきの塊のような先生で、
活発ではきはきして叱ってもへこたれない子どもはいじめの標的になり、
おとなしくて素直なお行儀のいい子を溺愛した。
私はまさに前者、そしてピアノの子は後者だった
(ちなみに私たちは仲が良くお互いの家にもたびたび遊びに行った)。
お母さまと当時の話をしていたら、
「うちのは先生に友だちができないとか良くないことばかり言われてねえ」
とおっしゃるので至極驚いた。
え?!じゃあ先生に良くしてもらった記憶のある子は誰もいないということか?!
お母さまからすれば、
元気な子どもだった私がやり込められていたとは知らなかったと。
お互い誤解してましたねーと一緒に大笑いした。
あの先生を通じて反面教師という存在を学んだ私は、
えこひいきをしないまっとうな大人になった(と思う)。
ありがとよ、廣野先生。
by ura-knit | 2014-03-12 07:34 | 日々 | Comments(0)
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